Red Hot Chili Peppers
通称レッチリが生み出した、心が震える楽曲。
レッチリの曲は全部聴いてきました。
全部が異なり、素晴らしい曲ばかりなので、全部聴いて欲しいですが、人気のある10曲を厳選しました。
By The Way
2002年7月9日にリリースした『By the Way』- (バイ・ザ・ウェイ)のアルバムに収録された楽曲。
By the Wayのアルバムはイギリスのアルバムチャートで1位に選ばれました。
カッティングメインのリフでシンプルに仕上げられている一曲。
PVはタクシー運転手にボーカルのアンソニー・キーディスが拐われ、ジョン・フルシアンテ、フリーが助けに行くという内容。
最後にドラマーのチャド・スミスが拐われるというオチですが、非常にPVとしても面白い作品です。
ギターでカバーする際には、とにかく熱いカッティングを行えるので楽しい。
Scar Tissue
1999年6月8日にリリースした、『Californication』- カリフォルニケイションに収録された『Scar Tissue』 – スカー・ティッシュ。
哀愁漂う曲に仕上げられており、車で流す楽曲にふさわしい。
傷だらけのレッチリメンバーがアメリカの荒野を車で走るPVは、興味深い作品になっています。
Scar Tissueはグラミー賞を獲得しており、レッチリでのセールスもNo.1になったアルバム。
ライブではスライド奏法はしませんが、ジョンがスライドで演奏する珍しい一曲です。
間の取り方や空気感は素晴らしく、聴いていて涙が出るような作品です。
Californication
1999年6月8日にリリースした、『Californication』- カリフォルニケイション。
ジョンがドラッグから復帰し作曲した曲で、悲しいギターソロはジョン独特の感情が詰まっています。
以前はできていた早弾きも、後遺症で指が動かしづらいこともあり、シンプルになりました。
より感情的なギター表現が素晴らしい一曲になっています。
PVはアニメーションを用いて、カリフォルニアの栄えた商業文化を象徴する内容で独特な世界観が表現されています。
Snow (Hey Oh)
2006年5月10日にリリースした、『Stadium Arcadium』- ステイディアム・アーケイディアムに収録された『Snow (Hey Oh)』 – スノー(ヘイ・オー)。
全米のアルバムチャートで1位を記録した作品。
イントロのギターは何度も繰り返し弾き続けるリフになっていますが、さすがジョン!意外と難しいアクセントの付け方を難無く弾き、コーラスも歌います。
実際に、カバーすると分かりますが単純なようで、実は結構難しいフレーズという感覚になります。
最後のギターソロはとても情熱を感じる曲になっています。
Under The Bridge
1991年9月23日にリリースした、『Blood Sugar Sex Magik』- ブラッド・シュガー・セックス・マジックに収録された『Under The Bridge』 – アンダー・ザ・ブリッジ。
当時のレッチリは非常にファンク色が強く、アグレッシブな印象だった。
その中でも、バラードナンバーとして収録されたUnder The Bridgeはジョンが尊敬するジミ・ヘンドリックスの弾き方が現れている曲とも言えます。
イントロも独特で、普通では考えられないようなメロディーラインで独特な表現がされています。
PVには若かりし頃のメンバーが映っています。
Can’t Stop
2002年7月9日にリリースした『By the Way』- バイ・ザ・ウェイのアルバムに収録された『Can’t Stop』- キャント・ストップ。
ファンクが程よく効いたイントロはワクワクさせる印象の曲になっています。
ライブでは、曲入りまでアドリブソロを弾くというスタイルが定番です。
PVはアーウィン・ヴルムの「一分間の彫刻」をモチーフにされており、見ているだけでも笑えるような映像になっています。
弾いていて楽しいサウンドがいくつも詰まった魅力的な曲です。
Give It Away
1991年9月23日にリリースした、『Blood Sugar Sex Magik』- ブラッド・シュガー・セックス・マジックに収録された『Give It Away』 – ギヴ・イット・アウェイ。
レッチリと言えば『Give It Away』と言われるほど、本人達もお気に入りの一曲。
ボーカルのアンソニーが主軸にしていたライムを存分に出している生き生きとした楽曲に仕上がっています。
ライブのアンコールナンバーでもあり、縦ノリのリズム感が気持ちいい。
ギターでファンク系のカッティングを弾く時に参考になります。
ソロはディレイの逆再生をしているので、機材がない場合はライブでの演奏をマネするといいでしょう。
豆知識としては曲の後半でBlack Sabbath -『Master of Reality』のリフが使われています。
Dani California
2006年5月10日にリリースした、『Stadium Arcadium』- ステイディアム・アーケイディアムに収録された『Dani California』 – ダニー・カリフォルニア。
正直何度聴いても鳥肌が立ってしまうほど、完成された一曲。
ジョンも珍しくソロは譜面を起こして臨んだ曲です。
日本では映画「デスノート」のテーマ曲として使われたこともあり、レッチリを知るキッカケにもなった曲でしょう。
PVは全音楽ジャンルが築いた文化を時代毎に風刺しています。
ちなみに、PV撮影中にアンソニーが振り回していたマイクがフリーの肩に激突し、一時停止もありました。
ジョンがビートルズのジョージハリスンのコスプレをしているシーンは必見です。
ギターの位置が高く、当時をよく表しています。
とても面白い映像なので楽しい作品でもあります。
Dani Californiaはクリーントーンと歪みを上手く踏み分けることで、ハリのある曲になっています。ぜひ、コピーして見てください。
そして、フリーはあんなに高く飛べるのかと毎回疑問に思います。
Around The World
1999年6月8日にリリースした、『Californication』- カリフォルニケイションに収録された『Around The World』 – アラウンド・ザ・ワールド。
ベースを初めた誰もが、フリーに憧れて『Around The World』のイントロをコピーするほど、ベースラインが超絶カッコイイ。
ベースって歪ませて弾くと、こんなにもパンチがあってカッコイイのかと思い知らされた一曲です。
バンドの一人一人が主張しているのに、邪魔をせず収まって、まとまりのあるサウンドを生み出しているとこが凄い。
ギターも熱くカキ鳴らすので、コピーしても気持ちいい。
The Adventures of Rain Dance Maggie
2011年8月29日にリリースした、『I’m With You』- アイム・ウィズ・ユーに収録された『The Adventures of Rain Dance Maggie』 – ジ・アドベンチャー・オブ・レイン・ダンス・マギー。
ジョンが脱退後、ジョシュが正式加入し、レッチリ復活の期待の中、誕生した一曲。
今までのギターを押すようなサウンドでは無くなったが、レッチリの新たな一歩を新しく踏み出させた一曲。
PVは地元のカリフォルニア州のヴェニス・ビーチを貸切撮影。
地元で再スタートしたといった感じです。
ジョン脱退後に賛否両論はありましたが、上手くレッチリの今後をまとめたジョシュは素晴らしいギタリストと言えます。
レッチリは全部聴いて欲しい
10曲に絞りましたが、正直全部素晴らしいです。
全部に工夫があり、鳥肌が立つような楽曲ばかりをレッチリは生み出しています。
世界中にファンがいることが納得できます。
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